作成日:2008年1月10日

 改訂日:2018年10月9日

安全データシート

 

1.製品及び会社情報

 製品の名称     :

 会社名       :

 住所        :

 電話番号      :

 緊急時の電話番号  :

 FAX番号       :

 メールアドレス   :

 推奨用途及び使用上の制限

----------------------------------------------------------------------------------------

2.危険有害性の要約

 GHS分類 

  物理化学的危険性             該当区分なし

   健康に対する有害性

   急性毒性(経口)           区分4

    急性毒性(経皮)           区分4

   急性毒性(吸入)           区分4

     皮膚腐食性・刺激性          区分2

    眼に対する重篤な損傷・眼刺激性    区分2A

  環境に対する有害性           該当区分なし

 ラベル要素 

  絵表示又はシンボル

            

 

  注意喚起語    警告

  危険有害性情報  飲み込むと有害

           皮膚に接触すると有害

           吸入すると有害

           皮膚刺激

           強い眼刺激

  注意書き  

  【安全対策】 電気機材は防爆構造にするほか静電気、スパークなどによる着火源を生じない

         ようにすること。

         蒸気やミストを吸入しないこと、局所排気装置の設置、設備の密閉化又は全体

         換気を適正に行うこと。

         保護手袋、保護眼鏡等の適切な保護具を着用し、皮膚、眼、衣服等に付けない

         こと。

         取扱い後は手洗い、うがい及び洗顔を充分に行うこと。

          こぼれた場合には布、土砂などに吸収させて蓋付きの空容器に回収すること。

   【応急措置】 火災の場合は粉末、二酸化炭素、泡で消火すること。

         吸入した場合は直ちに新鮮な空気の場所に移し、保温して安静に保った後、医

         師の診断を受けること。

         皮膚に付着した場合は付着物を拭き取った後、石けん水でよく洗うこと、かゆ

         みや炎症等の症状がある場合は速やかに医師の診断を受けること。

         眼に入った場合は清浄な水で最低15分間洗眼した後、医師の手当てを受けるこ

         と。

         飲み込んだ場合は水で口の中をよく洗い、直ちに医師の手当てを受けること。

  【保管】   適切な換気のある乾燥した冷暗所または冷蔵庫に密栓して保管する。その他、

         消防法、労働安全衛生法等の法令に定めることに従うこと。

  【廃棄】   内容物や容器の廃棄を都道府県知事の許可を受けた専門の産業廃棄物処理業者

         に委託すること。

  国/地域情報 危険物第四類第3石油類 危険等級Ⅲ(非水溶性液体)

----------------------------------------------------------------------------------------

3.組成及び成分情報

 単一製品・混合物の区別:混合物

 化学名又は一般名   :アクリル系接着剤

 成分および含有量   :①アクリル変性オリゴマー        45~55%

             ②アクリル酸エステル          25~35%

             ③アクリルアミド誘導体         15~25%

             ④光開始剤               0.5~2%

 化学式        :①~④ 企業秘

 官報公示整理番号(化審法・安衛法):①~④ 企業秘

 CAS番号        :①~④ 企業秘

----------------------------------------------------------------------------------------

4.応急措置

 吸入した場合     :直ちに新鮮な空気の場所に移し、保温して安静に保つ。速やかに医師

             の診断を受ける。

 皮膚に付着した場合  :直ちに付着物を拭き取った後、水と石けんでよく洗う。衣類や靴に製

             品が付着した場合は速やかに脱ぎ捨てる。かゆみや炎症等の症状があ

             る場合は速やかに医師の診断を受ける。

 眼に入った場合    :清浄な水で最低15分間洗眼した後、医師の手当てを受ける。洗眼の際、

             眼球、まぶたのすみずみまで水が行きわたるように洗浄する。コンタ

             クトレンズを着用していて容易に外せる場合は外して、その後も洗浄

             を続けること。

 飲み込んだ場合    :水で口の中をよく洗い、直ちに医師の手当てを受ける。

----------------------------------------------------------------------------------------

5.火災時の措置

 消火剤        :粉末、二酸化炭素、泡

 使ってはならない消火剤:棒状放水、水噴霧

 特有の危険有害性   :熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。

              激しく加熱すると燃焼する。

              火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。

 特定の消火方法    :付近の着火源を絶ち、保護具を着用して消火する。流出がある場合に

             は土砂、土のう等で流出を止めるように努め、容器を安全な場所に移

             動させる。

 消火を行う者の保護  :有害なガスを吸い込まないように呼吸用保護具を着用し、風上から消

             火作業を行う。

----------------------------------------------------------------------------------------

6.漏出時の措置

 人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置

            :暴露防止のため、作業は風上から行い、保護具を着用して蒸気の吸入

             や皮膚への接触を防止する。風下の人を避難させ、漏出した場所の周

             辺に関係者以外の立入りを禁止する。付近の着火源を取り除き、消火

             機材を準備する。

 環境に対する注意事項 :本製品を含む廃水の公共用水域への排出又は地下浸透を防止するため、

             本製品がこぼれた床面などを水で洗い流してはならない。

 回収・中和      :少量の場合は、ウェス、土砂などに吸収させて蓋付きの空容器に回収

             する。火花を発生しない安全なシャベルなどを使用する。多量の場合

             は、土砂などで流れを止め、安全な場所に導いて回収する。

 封じ込め及び浄化方法・機材:危険でなければ漏れを止める。

 二次災害の防止策   :すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)

             排水溝、下水溝、地下室あるいは閉鎖場所への流入を防ぐ。

----------------------------------------------------------------------------------------

7.取扱い及び保管上の注意 

 取扱い 

  技術的対策     :火気厳禁。電気機材は防爆構造にするほか静電気、スパークなどによ

             る着火源を生じないようにする。吸入・接触のおそれがあるときは適

             切な保護具を使用する。

  局所排気・全体換気 :局所排気装置の設置、設備の密閉化又は全体換気を適正に行うことが

             望ましい。

  安全取扱い注意事項 :暴露防止のため、保護具を着用して作業を行う。蒸気の吸入、皮膚へ

             の接触を避ける。強酸、強アルカリ、酸化剤(過酸化物等)、アミン

             等との接触を避ける。

             取扱い後は、手洗い、うがい及び洗顔を充分に行う。

  保管

  技術的対策     :消防法の規制に従う。

  適切な保管条件   :適切な換気のある乾燥した冷暗所または冷蔵庫に密栓して保管する。

             その他、消防法、労働安全衛生法等の法令に定めることに従う。

             強酸、強アルカリ、酸化剤(過酸化物等)、アミン等から離して保管

             する。

  容器包装材料    :法令の定めるところに従う。

----------------------------------------------------------------------------------------

8.ばく露防止及び保護措置

 設備対策       :蒸気を吸入しないように、局所排気装置の設置、設備の密閉化又は全

             体換気を適正に行うことが望ましい。取扱作業場所の近くに手洗い、

             洗眼および身体洗浄のための設備を設け、その位置を明示する。

 管理濃度       :設定されていない

 許容濃度       :設定されていない

 保護具

  呼吸器の保護具   :有機ガス用防毒マスク

  手の保護具     :ポリエチレン手袋、ゴム手袋

  眼の保護具     :側板付き普通眼鏡型又はゴ-グル型保護眼鏡

  皮膚及び身体の保護具:作業衣又はエプロン型簡易保護服、安全靴(耐油性があり液が浸透

              しにくい構造のもの)

----------------------------------------------------------------------------------------

9.物理的及び化学的性質

 形状         :中粘度液体

           :淡黄色透明

 臭気         :弱い刺激臭

 pH         :データなし

 融点・凝固点     :データなし

 沸点、初留点及び沸騰範囲 :データなし

 引火点        :103℃

 自然発火温度     :データなし

 爆発範囲       :データなし

 蒸気圧        :データなし

 蒸気密度       :データなし

 蒸発速度(酢酸ブチル=1):データなし

 比重(密度)     :約1.0(25℃)

 溶媒に対する溶解性  :一部成分が水に溶解、有機溶媒(トルエン、アセトン等)に易溶。

 オクタノール・水分配係数:データなし

 分解温度       :データなし

 粘度         :800~1400mPa・s(25℃)

----------------------------------------------------------------------------------------

10.安定性及び反応性

 安定性        :通常の条件下では安定。高温、光照射により発熱を伴い重合する。

 危険有害反応可能性  :高温、光照射により発熱を伴い重合する。

             強酸、強アルカリ、過酸化物、アミン等との混合で急激な反応を引き

             起こす可能性がある。

 避けるべき条件    :高温、光照射

 混触危険物質     :強酸、強アルカリ、過酸化物、アミン等

 危険有害な分解生成物 :データなし

----------------------------------------------------------------------------------------

11.有害性情報    

 急性毒性(経口)   :LD50(ラット) 4890mg/kg(アクリル酸エステル)

                     252mg/kg(アクリルアミド誘導体)

                     590mg/kg(計算値、50%は毒性が未知の成分)

             以上より、区分4とした。

 急性毒性(経皮)   :LD50(ウサギ) >5000mg/kg(アクリル酸エステル)

             LD50(ラット) >907mg/kg(アクリルアミド誘導体)                            >1782mg/kg(推定計算値、50%は毒性が未知の成分)

             データが十分ではないが、区分4と推定した。

 急性毒性(吸入)   :LC50(ラット) >0.67mg/l(アクリルアミド誘導体)

             LC50(ラット) >776ppm/1H(アクリルアミド誘導体)

             データが十分ではなく、含有率を考慮して区分4とした。

 皮膚腐食性/刺激性  :アクリル酸エステル、アクリルアミド誘導体が区分2により、混合物に

             ついても区分2とした。

             P.I.I値 2.0(アクリル酸エステル)

                  >6.0(アクリルアミド誘導体)

 眼に対する重篤な   :アクリル酸エステルが区分2A、アクリルアミド誘導体が区分2Bから、

 損傷性/刺激性     混合物について区分2Aとした。

 呼吸器感作性又は皮膚感作性:有用な情報なし

 生殖細胞変異原性   :有用な情報なし

 発がん性       :有用な情報なし

 生殖毒性       :有用な情報なし

 特定標的臓器毒性   :有用な情報なし

 (単回暴露)

 特定標的臓器毒性   :有用な情報なし

 (反復暴露)

 吸引性呼吸器有害性  :有用な情報なし

----------------------------------------------------------------------------------------

12.環境影響情報

 生体毒性       :有用な情報なし

 残留性/分解性    :有用な情報なし

 生体蓄積性      :有用な情報なし

 土壌中の移動性    :物理化学的性質から見て大気、水域、土壌環境に移動しうる。

 他の有害影響     :漏洩、排気などの際には、環境に影響を与えるおそれがあるので、取

             扱いに注意する。特に、製品や洗浄水が地面、川や排水溝に直接流れ

             ないように対処すること。

----------------------------------------------------------------------------------------

13.廃棄上の注意

 残余廃棄物      :廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。

             都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託する。

 汚染容器及び包装   :容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基

             準に従って適切な処分を行う。

              空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。

----------------------------------------------------------------------------------------

14.輸送上の注意

 国際規制 

  海上規制情報    :IMOの規制に従う。

  航空規制情報    :ICAO/IATAの規制に従う。

  国連分類      :該当せず

  国連番号      :該当せず

 国内規制 

  陸上規制情報    :消防法の規制に従う。

  海上規制情報    :船舶安全法の規制に従う。

  航空規制情報    :航空法の規制に従う。

 特別の安全対策    :容器漏れのないことを確かめ、転倒、落下、損傷のないように積み込

             み、荷崩れ防止を確実に行うこと。

             火気厳禁。

              食品や飼料と一緒に輸送してはならない。

               重量物を上積みしない。

----------------------------------------------------------------------------------------

15.適用法令

 化学物質管理促進法(PRTR法):指定物質を含まず。

 労働安全衛生法    :通知対象物を含まず。

 毒劇法        :該当せず

 消防法        :危険物第四類第3石油類 危険等級Ⅲ(非水溶性液体)

 化審法        :指定化学物質を含まず。

 船舶安全法      :該当せず

 航空法        :該当せず

 海洋汚染防止法    :該当せず

----------------------------------------------------------------------------------------

16.その他の情報

①危険・有害性の評価は必ずしも充分ではないので、取り扱いには充分注意してください。

②この安全データシートは、当社の製品を適正にご使用いただくために必要で、注意しなければな

 らない事項を簡潔にまとめたもので、通常の取り扱いを対象としたものです。

③本製品は、この安全データシートをご参照の上、使用者の責任において適正に取り扱って下さい。

④ここに記載された内容は、現時点で入手できた情報やメーカー所有の知見によるものですが、こ

 れらのデータや評価は、いかなる保証もするものではありません。また、法令の改正及び新しい

 知見に基づいて改訂されることがあります。

以上