サンドブラスト 表面処理 ガンプラ、フィギュア、カーモデル、スケールモデルに使用できます。
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サンドブラスト
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サンドブラストは空気圧でメディア(砂状の研磨剤)を吹付け、表面処理を効率化するツールです。

以下のような使用法があります。

プラモデル:塗装の下地処理や表面処理
ガレージキット:レジンの表面処理や剥離剤落とし
金属パーツ:パーツ表面のつや消し加工
アクリル板・ガラス:マスキングをしてネームや模様入れ
3Dプリンターの出力品の積層消し

エアブラシの容器にメディアを入れて、コンプレッサーにつないで使用します。
メディアの飛び散り防止のため、専用のキャビネットの中でブラストします。
そのまま吹くと部屋中が真っ白になり、床が砂だらけになるのでご注意ください。


上部のチャックを開き、エアブラシを中に入れ、チャックを閉めます。(チャックの隙間から ホースだけ
出ている状態です。)

二つの手袋付きの開口部に手を入れて片方でエアブラシ、片方で対象物を持ちながらブラストします。

メディアはキャビネットの開口部から回収し再使用します。(掃除機のホースを差し込んで 吸引し、
紙パックから回収する方法もあります。)

1/24カーモデルの右半分をマスキングして吹きつけました。



マスキングをはがしてみると、左半分がつや消しになっており、ウィンドウのクリアーパーツが
すりガラス状になっています。

2000番程度のサンドペーパーでごくごく薄く一皮むいた感じです。(深い傷はつきません)

サンドブラストの最大の利点は、細かいモールドの中まで表面処理が可能な点です。

ボンネットのエアダクトの中やフロントウィンドウ下部の縦の細かいモールドまでつや消しに
なっているのが確認できます。



次は繊細なモールドがある飛行機モデルに吹きつけました。


画像ではわかりにくいですが、右半分の成型色がつや消しになっています。
微細なリベットやスジボリが消えることなく表面処理されています。

そのままの状態で、ツヤありのグーリンを塗装しました。


モールドが潰れることなく再現されています。 画像ではわかりませんが、サンドブラスト処理をした
右側は微細な凸凹があるためツヤのトーンが若干落ちています。


塗装後にサンドブラストすると、完全なつや消しとなります。

さらに吹き続けると、塗装剥げ等のダメージ表現が可能です。

ポリキャップはラッカー塗料が食いつかないので、つや消しトップコートが出来ませんでしたが、
サンドブラストを使用すればつや消しのポリキャップが簡単にできます。

キャラクターモデルのハンドパーツ等複雑な形状のものでも隅々表面処理が可能です。
(バリ・パーティングラインは消えません、残ったまま表面処理されます。)



ガラス瓶にマスキングをし、サンドブラストしました。



3Dプリンター出力品の積層処理は形状が複雑なため手間がかかります。

サンドブラストを使用して短時間で消すことができるか検証してみました。

用意したパーツは
出力機がForm2で積層ピッチが0.05mmのレジングレーV3
出力機がHD3500MAXで積層ピッチが0.029mmのアクリル樹脂
の2点です。

画像のとおり、形状が複雑でかなり小さなパーツですが、モールドを壊さず積層を消せるか試してみます。



まずは柔らかめのレジン樹脂をメディアの120番でサンドブラストしました。

コンプレッサーの圧力を0.2MPa程度でブラストしたところ、切削はできるのですが、時間がかかりました。

そこで、圧力を0.4MPaまで上げました。

数秒ブラストし、一旦離し、それを4,5回繰り返すと積層を消すことができました。

やりすぎるとモールドも消える可能性があったので、様子を見ながら実施しました。



次にかなり硬いアクリル樹脂をサンドブラストしました。

レジン樹脂と同じ条件で、コンプレッサーの圧力を0.4MPa、メディアは120番を使用しましたが、
かなり硬くレジン樹脂のようにはいきませんでした。

コンプレッサーの圧力を0.7MPaまで上げ、メディアも80番を使用し、ブラストしたところ、
レジン樹脂と同じように積層を消すことができました。


※画層は積層跡を見やすくするため明度を加工してあります。

今回の検証により、サンドブラストによる3Dプリンター出力品の積層処理は、可能であることが
わかりました。

積層処理は、エアブラシ塗装と似たところがあり、ノズルの距離や手の動かす速度により
作業効率が変わります。

プラスチックを一皮剥くより深く切削する必要があるため、コンプレッサーも高い圧力が必要に
なります。

圧力とメディアの関係も使用する人間の手の動きにより、様々な組み合わせがあると思います。

最初は小さい圧力でパーツのモールドを消さないよう、様子を見ながらサンドブラストすることを
おすすめします。

習熟度が増し、圧力、メディア、手の動きのコツがつかめれば、3Dプリンター出力品の積層消しの
効率化が可能になります。


注意1 サンドブラストはバリやパーティングラインを消すものではありません。 
一定範囲に均等の圧でメディアが当たるので、バリやパーティングラインの表面を薄く剥くだけです。 

注意2  コンプレッサーの圧力は0.2〜0.3Mpa(0.2〜0.3kgf/cm2)程度が必要です。0.1Mpa程度でも
表面処理はできますが、作業効率が落ちます。(削ることができないと言うことでなく 削る時間がかかり、
作業効率が落ちます。)

業務用コンプレッサーのように高い圧でサンドブラストすると、プラスチックのモールドがなくなる
可能性があります。 (ただし、3Dプリンター出力品の積層処理には高い圧力が必要です。)

注意3 エアホースの先端はM5ネジなので模型用のコンプレッサーをご使用の方は別売りの
S(1/8)変換ネジをご購入下さい。
業務用のコンプレッサーの場合はサンドブラストセットに付属のS(1/4)変換ネジをご使用下さい。


注意4 サンドブラストは砂塵防止のため専用のキャビネットの中でご使用下さい。
使用中は防塵マスク、ゴーグルを装着してください。

 

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