ディテールアップ用エッチングパーツは、キャラクターモデルの装甲へ、直に接着するタイプが多数あります。
それらは装甲からモールドが浮いているように見えるため、スケール感が損なわれ、自然なディテールに
見えないことが悩みの種でした。

それを解消するため、エッチングパーツの形に合わせた0.2mm程の凹モールドを彫るのは難易度が高く、
時間と手間もかかるものでした。
そこで、エッチングパーツを埋め込むための凹モールドを簡単きれいに作ることのできる
レクタングルガイドを紹介します。
別売りの
アーマーロックプレート1(角丸長方形)、
アーマーロックプレート2(長方形)をご用意頂ければ
以下のようなディテールアップが可能となります。
■アーマーロックプレート1(角丸長方形)の埋め込み方法(別売りです。)
ピンセットでタブを掴みながら、ピースの目盛りと上部のモールドを目安にして、位置の調整をします。
瞬間接着剤の点付けで固定します。

ピンバイスを使用して両端を軽く彫り込みます。

残った中心部は彫る距離が短く、一方向からだと斜めに削られていくため、必ず反対方向からも削り
水平にします。
中心部が水平であれば接着剤を塗布できるので、両端は多少彫り込んであっても問題ありません。

デザインナイフを隙間に差し込んでピースを外して下さい。(画像は他の事例です。)

※怪我には十分ご注意下さい。
深さ0.2mmの角丸長方形凹モールドが完成しました。

※初めての方は慣れるまでジャンクパーツ等で試し彫りをしてから行って下さい。
矩形に比べ難易度は高いですが、モールドとピースがピタリとはまると意匠性が高まります。

■アーマーロックプレート2(長方形)の埋め込み方法(別売りです。)
ピンセットでタブを掴みながら、ピースの目盛りと上部のモールドを目安にして、位置の調整をします。
瞬間接着剤の点付けで固定します。

スジボリと同様、力を入れず何度も BMCタガネの先端を往復させます。

彫る距離が短く、一方向からだと斜めに削られていくため、必ず反対方向からも削り底面を水平にします。

デザインナイフを隙間に差し込んでピースを外して下さい。(画像は他の事例です。)

※怪我には十分ご注意下さい。
深さ0.2mmの長方形凹モールドが完成しました。

※初めての方は慣れるまでジャンクパーツ等で試し彫りをしてから行って下さい。
メンテナンスハッチの下部にアーマーロックプレート2(長方形)を埋め込むことによりディテールの
精密度が向上しました。

モールドを利用してセンサー・飛行灯・翼端灯の表現をすれば、さらにディテールが深まります。
UVクリアーセットとアクリル塗料のクリアカラーを用意します。
UVクリアーはアクリル成分なのでアクリル塗料を混ぜることができます。
色を濃くしすぎると、UVライトの光が届かず硬化不良を起こすので、軽く色が付く程度にします。

爪楊枝の先でモールドに点付けした後、30秒程度UVライトを照射します。

簡単にできる、効果の高いディテールアップです。
原色の濃さが好みの場合は、一手間増えますが、透明なまま硬化させ、その上から筆を利用して塗装して下さい。 