『idola』ブランドのオリジナルバーニアです。
実在の戦闘機のアイリス板をモチーフに、細かいディテールをイメージしてデザインされています。
手作業では再現・加工が難しい極小のモールドを3Dプリンターで出力することで、
緻密なディテールの表現が可能となりました。
1/100のキャラクターモデルへの使用を想定した大きさで、外形8.5mm、高さ6.5mmに設定されています。

製品の出力状態です。
商品は、バーニア本体とセンターコーンの2ピースで構成されています。

別売の『idola08 タービンブレード』等を組み込める設計となっています。
エッチングパーツと組み合わせる事で更に情報量を上げる事が可能です。

こちらは別売の『idola14 フレームホルダー』を取り付けた例です。
機体を下から覗き込んだ際に「チラッ」と見えるアクセントになるでしょう。

パーツは通常のプラスチックキットと同様の加工が可能です。
塗装前にパーツを中性洗剤で軽く洗浄した後、サーフェイサーを吹きます。
メタリック塗装なので輝度を上げるため下地はブラックサーフェイサーを使用し、乾燥後ガンメタルを吹きました。

内側は、実在の戦闘機のバーニア内部のセラミックを再現するためフラットホワイトを筆塗りし、
エナメルのフラットブラックでスミ入れ。 乾燥後、エナメルうすめ液ではみ出した塗料をふき取ります。

今回は別売の『idola14 フレームホルダー』を内部に組み込んでみました。
接着剤を少量付けて中央の円柱に通して固定します。

ポート(ゲート)はバーニア底面だけにあるため、プラモデルのパーツのようにゲート処理で真円を歪める心配がありません。

バーニア下部のサポート(支柱)を切れ味の良い薄刃ニッパー等でカットして、デザインナイフやヤスリで簡単に整形することができます。

キットパーツとの比較
バーニア外側、内側共に圧倒的な情報量で作品の密度を引き上げてくれます。

完成画像
外装をつや消し、バーニアをメタリックで仕上げる事によって質感の差が生まれます。
今回の使用例ではフレームホルダーを無塗装で仕上げていますが、赤やオレンジを差し色として入れたり
センターコーンをゴールド等で塗る分けると更に個性が出せるでしょう。


自作では難しい緻密なディテールのバーニアやメタルパーツで、
大切な作品をディテールアップしてみませんか。