岬式T型スライド定規 [MST010]

岬式T型スライド定規 [MST010]

販売価格: 2,200円(税込)

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商品詳細

岬式T型スライド定規

原型用パーツやプラ板の切断・切り抜き・スジボリ・印付けの使用に特化したスクラッチパーツ専用工具です。

■寸法 77mm×60mm  厚さ 2.3mm    (固定用ネジも含めた高さ 16.5mm)
■重量 70g

※ご注意ください
T型定規を固定する際にネジを強く締めすぎると変形する場合がございます。
ご使用の際は強く締めすぎにご注意いただきますようお願いいたします。

→プロ原型師の岬 光彰さんは、ガレージキット・フィギュアメーカーの原型製作、雑誌作例、スクラッチ関連書籍出版等、長年に渡り模型業界でご活躍をされています。

その岬さんが原型製作を続けていく中で、スクラッチパーツに対しプロレベルの精度を保つこと、また、決められた納期を守るため作業の効率化も図る必要性を感じていました。

その問題を解決すべく、2005年頃、スクラッチパーツの切断・切り抜き・スジボリ・印付け等に特化したプロ原型師専用のオリジナル工具を開発しました。

その後、数年に渡り改良を重ね、最も扱いやすい大きさ、長時間作業でも疲れにくい重さに最適化され、現在、原型製作には無くてはならないスクラッチパーツ専用工具となっています。

その長年愛用されたオリジナル工具を、岬光彰さん監修の元、一般のモデラーにも扱いやすく再設計された工具が『岬式T型スライド定規』です。


手持ちで使用する工具なので、限界まで薄く、限界まで軽く、モデラーの皆さんがモデリング時に取り回ししやすく、できるだけ疲れさせないことを重要視して設計しました。

プラ板を任意の幅で繰り返し切断できます。
直線定規と三角定規を使用した手作業よりも、素早く簡単に精度の高い加工が可能です。

【1.構造】


本体、T型定規、固定用ネジ、緩衝リング、全4パーツの構成です。

固定ネジを開け締めすることにより任意の場所でT型定規を固定できます。

【2.各部の形状・特徴】


本体上面コの字のくぼみからT型定規を簡単に押し出すことが出来ます。


スライド部分には目盛りが刻印されていて、ミリ単位で引き出し幅を調節できます。
定規部分にも目盛りが刻印されているので、加工長さが確認できます。

下面から確認して感覚的に引き出し幅を決めることも可能です。




ノギスのデプスバー(深さ、段差を測る部分)で引き出し幅を合わせて、精密な寸法での加工も可能です。

つまみを開け締めすることで、T型定規部分の引き出し幅が調整できます。

【3.使用方法】


(1)プラ板を定規本体に隙間なくセットします。 
(2)固定用ネジを緩めてT型定規を引き出します。 
(3)T型定規の位置を決定したら、固定用ネジを締めます。 
(4)プラ板と定規をしっかり押さえて、ナイフや BMCタガネで切断やスジボリ加工をします。 

本体とT型定規は0.5mmの段差があるので、そこにパーツの縁を密着させてから加工をします。


プラ板とT型スライド定規本体に隙間があると(矢印)、正確な寸法で加工が出来ないためしっかりと押し当てます。
作業中に出るプラ板やパテの削りカスなどが挟まっても、精度の高い加工ができなくなるので注意します。

指でしっかり定規部分を押さえて、 BMCタガネやナイフなどで加工します。
力を入れると予期せぬ方向に刃物が動く可能性があるのでお気を付けください。

目的の位置に精度良くスジボリを施すことができました。

その他、様々な使用法があるのでリンク先を御覧下さい。

→装甲裏ディテール編
→スジボリ・切り出し編
→立体的パーツ製作編
→印付け・スジボリの修正編

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・岬光彰 (みさきみつあき)
埼玉県在住 ガレージキットディーラー「んどぱら屋」所属

1997年月刊ホビージャパン誌にて模型誌ライター活動を開始
2001年より電撃ホビーマガジン誌、GHL誌にて工作系Howto記事「すくすくスクラッチ」を連載
WAVE社、アワートレジャー社、CMsコーポレーション、バンダイ社等の
ガレージキットやプラモデル、アクショントイの原型、形状試作を担当。
著書「ガンダムスクラッチビルドマニュアル」「ガンダムスクラッチビルドマニュアル2」
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